当院でのBlue Radical P-01を用いた感染根管治療について
 
まず最初に、感染根管治療へのBlue Radical P-01の使用は
本来の目的外の使用方法であり、また自費診療になります。 
 
当院では慎重な検討の結果、感染根管治療に対し非常に有効であると判断し臨床応用しております。
 
   感染根管治療へのBlue Radical P-01の応用

 昨年の導入以来、Blue Radical P-01の優れた殺菌効果に着目し、当院では日本で一番最初に根管治療に応用を始めました。
 
 感染根管治療に必須な作業というのが、実は根管内の殺菌です。以前から世界的にも「根管洗浄」と言う「根管の中を洗う」ということに関して、多くの器具や方法論、薬液が考えられ、ものすごい数の論文が発表されています。
 
 これは根管の洗浄によって根管内の細菌を減らすことができるからです。根管洗浄以外にも、高出力レーザーを用いた方法、電気メスの応用、など、とにかく歯医者は感染根管治療を成功させようと色々考え出してきました。ただ残念ながら、いまだに根管内に侵入した細菌をゼロにする方法は見つかっていません。(厳密に言えば、歯を抜いてから滅菌器にかければ可能ですが、これでは歯としての機能を失ってしまいます。)
 
 では、Blue Radical P-01を根管の殺菌に用いると何が良いのでしょうか。
 
 
    過酸化水素水自体は昔から根管治療で使ってきた薬液である
 
 今はだいぶ下火なやり方になりましたが、私がまだ学生の頃は根管洗浄には次亜塩素酸と3%過酸化水素水の交互洗浄というものが行われておりました。この方法論はさておき、3%過酸化水素水はそれだけ昔から根管内に使われてきた実績があり、安全性がある程度担保されている薬液と言えると思います。
 
    レーザー自体の出力は極めて低い
 Blue Radical P-01は出力が50mWです。ちなみにDVDプレーヤーのレーザーが強いもので100mWだそうです。今後研究で明らかになってくるとは思いますが、この出力だと歯質そのものへの影響はほぼないと考えて良いと思われます。旧来の高出力レーザーだとやはり歯質へのダメージが大きく、ヒビや溶解といった歯への熱による影響が避けられませんでした。
 
 
    弱い✖️弱い=強力な殺菌力
 
  当院では、Blue Radical P-01は感染根管治療に用いることで、
 
・レントゲン上における根尖病巣の縮小消失
・痛み腫れなどの臨床症状の早期消失、
・フィステルの消失
・動揺の軽減
 
といった臨床諸症状の改善に対し、高い効果が得られております。今までは根尖病巣の縮小が良い結果だとすると、現段階では根尖病巣の消失が良い結果であり、病巣の縮小は確実に起きると言い切れる時代になったと思います。歯周治療の時もそうでしたが、治療後に痛み腫れが改善することで、患者さん自身が良くなったことを自覚できるのも大きな特徴です。
 
 ただ、これはBlue Radical P-01単独の効果とは言い切れない部分もあります。なぜならば、その瞬間根管内の殺菌が高レベルで達成できたとしても、殺菌レベルをその後維持できるかどうか、再感染を防ぐことができるのかどうかは別問題であるからです。そこに使う器具の滅菌レベル、使う材料の選択、物理的な汚染の除去方法と達成度といった多くの要因にによって根管の殺菌状態の維持ができるかどうかが決まってきます。
 
 左:治療前
右:治療後1年経過後
Blue Radical P-01併用自費感染根管治療及び補綴治療(総額50万円〜100万円)
医療用顕微鏡を使用し根管内感染充填物、感染歯質除去前中後にブルーラジカルによる殺菌を行い、Bio-MTAセメントにて根管充填。ファイバー入りレジンで支台築造後、e.max pressにより補綴。
リスク:
・術前に歯根破折を起こしている可能性があり、治療開始後に破折が見つかった場合は抜歯になる可能性がある。
・根尖病巣が消失せず臨床症状が続く場合は外科的な処置に移行する可能性がある。
・ブルーラジカル使用に関しては、根尖やパーフォレーション部位での気腫を起こす可能性がある。
・接着に対する影響はまだ不明である。
 
 
 
 
  原因を探り、原因から治すことの大切さ

抜歯理由 3つ

 抜歯に至る(歯を失う)状態としては
1、虫歯
2、歯周病
3、破折
の3つが挙げられます。そしてそれぞれに原因があります。
 
 穴の開いたお風呂にお湯をためようと思っても思うようにたまりませんよね。穴が小さければ常にお湯を入れ続ければ、なんとかたまった状態を維持できます。しかし穴が大きかった場合はどうすればいいのでしょうか。入れるお湯の量を増やせばいいのでしょうか。もうお分かりかと思いますが、一番確実なのは穴をふさぐことです。そうすればお湯はたまります。ただ、ここで一つ疑問が出てきますよね。
 
 何でお風呂に穴が空いたのでしょうか?
 
ここを考えないとせっかく穴をふさいでも、また穴があいてしまい、繰り返しになります。これが医療で言うところの「再発」です。再発を防ぐためには、原因に関して
きちっと考える、これが当院では大切だと考えております。
 
 
 
 
 
ご予約は当院までお電話ください。
 
tel:0463-20-8286